Regina—レジーナ— / 夜話 月の少年 月の少女 帝都エトルリアで人々の欲望と憧憬を一身に浴びる美貌の踊り子《月姫》――その正体は、少年・クラウディナであった。幼なじみの少女・リュン=リエは、少年に淡い思いを寄せつつも、「女同士」として屈折した気持ちを抱く……。 前編 淡い紫色の衣と銀の装飾品に身を包み、重力を無視しているかのように舞う少女が、今日(こんにち)のアン=リエ舞踊団一番の花にして、彼らが数ある舞踊団の中でも最人気を誇る理由であった。 この日は、メーヴェ帝国帝都エトルリアにある、エトルリア中央… 後編「うん、これがいいよ」 皇城公演の衣装選びで、少年は薄い灰色の衣を手にとった。「ちょっと地味じゃないか? あんた、紫がいちばん似合うのに」「だからだよ」 クラウディナはアン=リエに笑って答える。自分の銀髪や肌の色に合わせるなら、そりゃあ紫や… (第1章に続く) ギャラリー リュン=リエ2022-03-22リュン=リエ2022-03-14クラウディナとリュン=リエ2022-03-14クラウディナとリュン=リエ2022-03-14ネタばれ(夜話読了推奨)2022-03-14ネタばれ(夜話読了推奨)2022-03-14クラウディナとリュン=リエ2022-03-14